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農園のあるところ
たべくら農園は、長野県松本市の北東にある四賀地区(旧四賀村[しがむら])にあります。
晴れた日は、遠く北アルプスの美しい稜線を望み、山間には小さな田んぼがいくつも広がっています。 四賀は自然が豊かで有機農業をするにも暮らすにも、子育てするにも良い所です。
十数年前に四賀村(しがむら)が統合され松本市になりましたが、今も田舎ののんびりとした雰囲気の所です。
夫婦二人とも信州でも四賀出身でもありませんが、色々な人の力を借りてここで暮らし始めることができました。 ゆうきの里という看板も掲げ有機栽培をすすめる土地柄もあり、心強くもあります。
農業をするには広くまとまった農地はあまりなく、耕作する畑が10数ヵ所にも分かれてしまうため適しているとはいえないかもしれません。畑が点在しているため、それぞれの畑の土質も違います。その違いを逆手に取り、上手に生かすことでさまざまな種類の野菜を育てることができます。
ただ、標高700mほどの寒冷地なので、寒さに合わせた栽培技術が必要です。 特に冬場の野菜栽培は難しいですが、自然の力を借りて四季を通して野菜の出荷を続けています。
「たべくら」の由来
有機農家を始める際、真っ先に思い浮かんだのは 「作った野菜を食べて暮らしたい」という思いでした。
四季のある日本では本当に多種多様な野菜が育ちます。 季節ごとに違う野菜を育てる面白さ、食卓では更にいろいろな料理が食べられる楽しさがあり、毎日飽きません。 食べることを楽しくしていくことは、暮らしの豊かさにつながると思っています。 自然と風土、畑と野菜、台所と料理がつながれば、ますます暮らしが面白くなる。
美味しく食べて、自然に寄り添い暮らす。そんな想いを「たべくら」に込めました。
農業を通して、自然と人とのつながりを学び”食べることと暮らすこと”を考え続けて、生きること。 私たちの想いを食べてくれる皆様と共有しながら、農業を続けていきたいと思っています。
農薬・化学肥料を使わないシンプルな農業
美味しい野菜が食べたい思いが、美味しい野菜作りの第一歩。
我が家では、食卓にのぼる野菜のほぼ全てが自分たちの農園で穫れたものです。 私たちは野菜を作るのも食べるのも大好きだから、自分たちが日常に食べて本当に美味しいと思える野菜を皆様にもお届けしたい。 美味しい野菜をもっと身近に、もっとみんなの暮らしに近づけたい。 そんな思いで、できるだけお手頃で使いやすく、お料理が楽しくなるようなお野菜をお届けできるように努めています。
たべくら農園では全ての野菜作りにおいて農薬・化学肥料は一切使っていません。 それはシンプルな農業が好きだから。可能な限り手作りしたり、身の回りにあるものを使ったり、工夫をすることで、 限りあるものにできるだけ依存しない農業を心掛けています。 身軽で身の丈に合ったシンプルな農業は、何があっても負けない強さを持っていると信じています。 これからも農業をずーっと続けていきたいから、地球環境にとっても自分たちにとっても持続可能でありたい。
自然の営みになるべく逆らわず、助けられながら、これからも力強く健康でおいしい野菜を育てていきたいです。